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経年変化を楽しむポーターの革小物シリーズ“SOAK”

COLUMN

丸みを帯びたフォルムと牛革の持ち味を生かした革小物のシリーズ。メイン素材の牛革は、栗の木などからとれる植物性のタンニン鞣しを採用しています。鞣しとは“皮”を“革”にしていく工程のことです。このSOAKシリーズで採用されているタンニン鞣しは、ゆっくりと時間をかけて革の芯までタンニンを浸透させるため、皮に負担なく丈夫でコシのある美しい仕上がりになります。長い時間と手間をかけ天然成分をじっくり染み込ませているため、革の味わい深い表情や経年変化を楽しめます。

染料のこだわり|経年変化を楽しむために

エイジングを楽しんでもらうため、染色には染料仕上げを施してあります。染料仕上げをすることで革の質感や自然な風合いが残り、透明感のある仕上がりとなります。また、使い込むにつれて艶が増し、色が濃くなり革味が良くなります。傷、血筋などを隠さずに革本来の表情を活かしているため、爪傷がつきやすいのですが、オイルを染み込ませているので、表面に軽い傷がついた際には指や布でこすれば目立ちにくくなります。使いこむほどに表情の変化がでてくるため、傷もまた天然な"革らしさ"として楽しむことができます。

裏地のこだわり|長く製品を愛用するために

表地に牛ショルダー革、裏地には豚革を採用し、革を惜しみもなく使用しています。裏地に豚革を採用している理由は、豚革は牛革よりも通気性が良く、摩擦に強い丈夫な革だからです。革は呼吸すると例えられますが、革は湿度の変化によって水分を吸収、放湿したり、革に含まれたオイルなども蒸発します。裏地が合皮やナイロン素材では、この呼吸に対応出来ず、ボロボロと剥がれたりしてきます。豚革を採用することで、毛穴から水分やオイルが抜け、そしてオイルもなじみ、裏地の劣化も防ぎますので製品を長く愛用できます。

2018年に追加型が登場

2003年に発表され、経年変化を楽しめるシリーズとして多くの方を魅了してきた“SOAK”シリーズ。追加型として、収納力を高めた長財布、コンパクトな二つ折り財布、カードケースやペンケースなどが登場しました。エイジングを楽しめる商品は見た目重視のものが多く、機能性や使い勝手まで考えられている商品は少なく感じます。外見も、中身も充実した小物が欲しい。そんな要望を踏まえ、現代のニーズに応えられるようラインナップを増やし、"エイジング"と"機能性"を併せ持つ、多種多様なライフスタイルに合った製品が誕生しました。きっとあなたの「欲しい」に応えてくれるものが見つかるはずですよ。

この記事を書いた人
木村 ストアマネージャー
自転車、プロレス、歴史、登山、
ジャンルレスで興味、趣味の幅拡大中

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