400年続く伝統美"甲州印伝"

COLUMN

昨今のリバイバルブームに続き着物や足袋シューズなど、日本ならではのアイテムが再注目されている中おすすめしたいのが、"甲州印伝" です。甲州印伝は、軽くて丈夫な鹿革に漆で模様をつけた伝統工芸品であり、古くから武具などに使用されていました。武士が台頭する時代には、鎧(よろい)や兜(かぶと)に用いられ武将の勇姿を飾ったとも言われています。この美しい柄たちに安らぎや懐かしさを感じるのは、古来より受け継がれてきた日本人ならではの美徳ではないでしょうか。

落ち着く触り心地

鹿革は動物革の中で最も細かい繊維を有しているため、触り心地がとても滑らか。その柔らかさは人肌に近いとされており、持ち主にそっと寄り添う温度感のある逸品です。最大の特徴である漆は使い込むほどに光沢が増していくので、鹿革の色の変化と共にエイジングを楽しむことができます。漆加工により摩耗しにくくなっている為、ポケットに入れて持ち歩いても安心です。

繊細な造形美に隠された秘密

甲州印伝の美しい柄たちにはひとつひとつに意味が込められています。たとえば"青海波"という柄は、無限に広がる波のように未来永劫幸せが続くという願いと、穏やかな波のように平安な暮らしへの想いが込められた縁起の良い柄です。神社でおまもりを選ぶように、甲州印伝の柄に込められた想いや歴史をたどり自分に合った一点を見つけてみるのもいいのではないでしょうか。日本ならではの和を基調とした柄ばかりなので、使うほどに愛着が沸くこと間違いなしです。

現代に沿った機能性

先にご紹介した歴史のある表面のデザインから一変、機能面は現代に沿ったとても使いやすい設計なんです。収納性に優れた長財布に加えて、BOX型の小銭入れを用いた折り財布・コインケースは視認性に優れており、お会計をスムーズに済ませることができます。キャッシュレス化が進む近年、需要が増えているミニ財布もありますのでちょっとしたお買い物にも最適です。ご自身のライフスタイルや、お手持ちのバッグに合ったアイテムを見つけてみてください。

江戸の洒落者たちが愛用していたとされる甲州印伝ですが、現代においても古き良きものを大事にする姿勢はとても"粋"ではないでしょうか。ひときわ異彩を放つ印伝の世界を、ぜひ一度味わってみてください。
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